E2 ロッサへのインタビュー
こんにちは。僕がtree planter として働いていた会社Hybrid17のトップ、ロッサが持つ素晴らしい考え方とコミュニティ形成のコツを聞きたくてインタビューしたエピソードです。一番最後に日本語訳を載せています。本当にかっこいい考え方の持ち主で、僕は全然意見を示せていないけど、このインタビューが出来たことを本当に誇りに思います。僕が僕なりのジャーナリズムをしっかりやっていこうと思うきっかけにもなりました。
僕にインタービューをお願いした理由は、彼が自身の会社で人を雇う際に抱いているポリシーに強く感動したからです。
初め受けた印象は、すべてのタイプの人に平等で尊敬しあうコミュニティにしたいと思っているんだな、ということ。僕がこのコミュニティにいた時、僕のモチベーション次第ではあったけれど、本当に溶け込みやすい環境でした。人が集まっているところに声をかけに行くと和にいれてくれるし、一方で一人で本を読んでいたりしても、愛想悪いなんて誰も思ったりしない。いつでも歓迎するし、尊重する。実際LGBTなどのように多様な考え方の人がいました。もちろん完ぺきとは思わないけれど、目指そうとしているものと、現実がとても近く、良いコミュニティだと感じました。
少し僕なりにまとめます。強いコミュニティを作るには、まず自分たちが目指す目標を示し、共有する。それから、自らがそれを実践していく。特に非常な環境下において、自らが認めてもらえるような空間を作ることが出来た時、そこでの心地よい感覚は、その非常な環境だからこそより大きくなり、強くまとまったコミュニティを形成する。さらに、彼自身が良い人をリーダーに選んでいる限り、良きリーダーたちは良き仲間を選んでいく。彼がいうようにいつも成功するわけではないが、目標を共有し、お互いを尊敬しながら受け入れあうことのできる環境づくりが、強いコミュニティづくりの基礎となる。
また、彼はコミュニティづくりを大切にしているのと同時に、若い人たちによいリーダーとはどんな人か、どんな人の為に働くのがいいのかを示し、もしこの先に良くない環境下で働くことになった時に、それを拒否できるようになってもらうことを一つの目標にしています。かっこいい。インタビューの中で、使用しているシンボルのことや、名前の由来についてもお聞きしましたが、ずっと筋が通っていて、本当に尊敬できるいいリーダーだなと思いました。日本にも、僕の尊敬している人たちがいるので、そんな人たちにも話を聞きたいと思う、そんな話を聞くことが出来ました。
質問やインタビューしてほしい人、知りたいことなど、もちろん感想、意見あればコメント欄かメールください!shinhassou@gmail.comまで! ちなみに時差は8時間ですが、どうせ起きないので気にせずばんばん連絡ください。
では!
日本語訳
雇っていただいたこと、このインタービューを受けて頂いたことありがとうございます。
なんのその、Shohei。
えっと、”ハイ ロッサ”っていうべきかもしれないね。
ハロー。
聞いてる人はあなたが誰か知らないから、、、
そうだね。
そう!それから、だいたい、僕がインタビューをしたいと思ったのは、あなたの会社ハイブリッドセブンティーンにある信条に感銘を受けたからです。
そうか。ありがとう。Shohei
それと、みんなと会社、体制、ここで過ごす時間が大好きです。
それが、僕らが毎年目指す、一生懸命働くと同時に楽しむことのできる強いコミュニティづくりの一部だね。
一緒に働くことが僕たちをより、ほらあれ、懐かせる?お互いに?
それとまた、共通のゴールをもつことが、みんなを一つにし、5年目のベテランと同様に始めたばかりの人からみんなを尊敬することを、確実にする。それと、その方法で、厳しい上下関係を敷いたり、他のひとより尊敬されない人を出す代わりに、全員で一緒に働くことが出来る。みんで働くことで、みんながより幸せであるだけじゃなく、生産性も上がるし、また戻って来たいと思える。これは季節労働だから、毎日働く仕事とは違う。毎年帰ってくる人々が必要だし、それが会社を維持する…
ここにいることが大好きな人たちにたくさん出会いましたよ。みんなが、このシーズンが終わった後、この仕事が終わった後に、「また戻って来たい?」、って、「戻ってきたい?」って聞いてきました。そして、僕は戻って来たい。ビザ次第だけど。だけど、僕が思うに彼らも戻って来たいから。またみんなに会いたいから。
うん。みんながたくさん働いて稼げるうえに、気の合う人と居れる場所だと知ってる場所だね。そして、それは近頃とっても大切だ。
はい。うん、ではお聞きします。
ご両親がこの仕事を始めたんですよね?いつ引き継ぎ、何を変えましたか?
私、僕と妻のサラは、実際のところ僕の母から、僕が確か25歳の時に買い取ったんだ。何も準備せずに決めたようなものだった。買い取ってすぐに会社の中の文化を変えることを決定した。いつも植えた木の数を気にしたり、男性的で結果重視のエネルギーが少し僕たちには多いと思ったんだ。そういう会社を運営したくなくて、たくさんの友達やアーティストを雇ったんだ!
おお!いいですね!
それは良かったけど、たくさん木を植えることはできなかった。どんな人を雇って、どういうようにバランスを保つのが良いのかを学ぶのに、結構時間がかかったよ。
それは僕が聞きたかったことでもあって、どうやってここの人たちを労働者としてだけではなくて、仲間、友達として関係を保っているのですか?時々パーティもあったよね、友達になるための。
知ってる通り、シーズンの一番初めに、僕たちは柔軟でいつでも話しかけて大丈夫だ、ということをみんなの前で話した。そして、それが君がいた強いコミュニティ形成の始め方だ。いいかい?一番初めに、みんなが平等で安心できるようにすることで、みんなが一緒に働ける。それから実際、ことが起きた時にその考え方に従わないといけない、といったようなことだ。
それからもう一つコミュニティが発展していくのにとても大切な要素の一つは、僕が*¹Crew Bossesを、僕がリーダーを選ぶけど、そのリーダーたちが彼らと働く人を選ぶ。ぼくがいいリーダーを選んでいる限り、彼らがいい人たちを選ぶんだ。これがうまくいく方法だとぼくは思っている。それがまた、これから雇う人を選ぶのが一番大変なことだったりする。
そうですよね。ありがとう。では…あなたが掲げている信条についてもう一度説明してもらえますか?僕が説明し始めちゃったから、明確ではないと思うので。
分かった。それがね、僕は明確な信条は持ってないんだ。もし信条と呼ばないようにするとしたら、従うべき原則みたいなものかな。
従うべき原則。
うん。それはつまり、ぼくたちが毎年シーズンのはじめにしようとしていることは、お互いに尊敬し、お互いに周りの為にいるべき強いコミュニティをつくること。そしてこの強烈な仕事の中で、とってもよく働く上にとてつもない環境の中で、もしみんなを受け入れることのできる空間を作ることが出来たら、みんなが所属するのがとても厳しい状況だから、とてもよくまとまったコミュニティを作ることが出来る。そしてもしその厳しい状況の中で、良い場所を作ることが出来たら、そのような大変な仕事環境だからこそ、そこでの良い感覚は膨れ上がる。僕たちがどうあるかを予想すること自体が、それを現実にする。もし、君が柔軟で人を受け入れ尊敬することが出来たら、それは何倍にもなって帰ってくる。あまり正確な信条は持ってないけど、この原則に従うことが僕たちにそうさせるんだ。
なるほど。僕が思うに、あなたが、あなたにとって、それを先頭をきって行うことがとても大事だと思います。思うに、この会社、人々はとても素晴らしい。それは、ロッサが視野を広く持ちみんなに話しかけ良きリーダーであるとともに友達であろうとするからだと思います。それはとっても大事なんじゃないかな。
そう、その通り。話は戻るけど、僕がみんなの前でした最初のスピーチは、少しばかり僕についてと、僕たちが目指しているコミュニティについて理解してもらうためなんだ。そして、それから、そのスタイルに沿って行かないといけない。
なるほど!
時々難しいこともある。いつも成功するわけじゃない。
あなたはそうだと思う。知ってる通り、日本から来て、時々みんなのことや会話が分からなくて寂しく感じることもあって、だけどここでは、僕が寂しかったり戸惑っていると、みんなが理解しようとしてくれるし、話しかけに来てくれる。そして、あなたはその中の一人、つまり、先頭をきって行動している。もっと多くのリーダーたちにそうなれるように頑張ってほしいなあ、たとえみんな一緒に働く人と平等だとしても(*この部分僕自身聞き取れず、何を言いたいのかわかりません。すいません。)
ぼくが思うに、僕がしたいことの中の一つは、ぼくには働いてくれる多くのとっても若い子たちがいるから、僕の一つの目標は、この会社を通して、いったいどんな人が働く相手としてよい人かを見せることなんだ。誰もがいつか別のところで働く。Tree Plantingの仕事は、たいてい別の目的の途中段階で出会うし、一生僕たちの為に働くわけじゃないから。だけど、彼らにどんな上司がいい上司なのかを示したい、そうすることで、もしどこか別の場所が良くなかったときに、彼がそれを拒否できるようであって欲しい、そして、よい仕事と大変な仕事との違いを理解して欲しい。
素敵だなあ。ありがとう。それじゃあ、もう一つ質問を。
わかった。
これはもっと気軽なものです。ちょっと気になったんだけど、”ハイブリッド”と”17”、それと印である”鳥”はいったいどこから?
うん、僕たちのハイブリッド17が何を由来にしているのか。僕たちは会社を始めたころ、たくさんの違う仕事をしてて、ハイブリッドホワイトという名前の*²Spruceをたくさん植えてたんだ。そこで僕らは、会社はたくさん異なる仕事をしてるけど、すべての成果は会社に集まると考えた。それはハイブリッドのようなものだと考えた。そして僕にとって、僕は素数が好きで特に17はお気に入りの数字だったから、ただ名前に入れたかっただけなんだ。僕の個人的なお気に入りの要素さ。それから、あのワタリガラスてきなものは僕たちの象徴で、実は僕のお気に入りの雇っていた人たちが生み出した作品の一部なんだ。以前に多くのけが人を出したシーズンがあった時に、雪の中で働いていたから、その時同時に僕たちの顧客が、山道で僕たちがどこのものか分かるようにトラックの正面につけプラットカードを作るべきだと言ってきた。そこでみんなで集まって、鳥のデザインを考えた。僕が鳥を幸運の象徴だと信じてて、特にワタリガラスが好きだったから、それぞれが違うワタリガラスのデザインを考えた。だいぶ前のことだけど、僕たちの仲間のうちの一人、タイロンがそれを集めて一つにまとめたんだ。頭は誰かの、しっぽは別の誰か、翼はまた別のひとの演出。だから、あれは本当の意味でそれぞれが提案してくれた努力の結晶なんだ。僕の好きな働き方であるみんなを一つにするものだから、本当に会社のものとしてあのシンボルを気に入っているんだ。
もっと多くの仲間が知るべきだと思うよ。ハイブリッドってことですもんね。
そうだよ。
はい。かっこいい!
もう一つ聞いても?すいません、あれは二つめだった……
いいよ。
Tree plantingはあなたにとってっどんなものですか?
何かって?
はい。
僕の人生の大きな一部であり、僕そのものかな。僕が僕自身の一部だと信じる何かで、していないことは考えられない。僕にはいつも木々の中に戻ってくる必要がある。市内に住むのは僕には自然じゃないんだ。田舎で育ったから。だから、ここに戻ってきて、自然に出て行って体力仕事をするのが、僕の生活の一部。だけど僕が思っている以上に、このTree Plantingはまだやめられない生き方だね。本当に大変な仕事だし、とっても精神的にもしんどいこともある、家族ともよく離れてしまうきつい仕事という面にも関わらずね。だけど、いまはまだ、その価値があるよ。
なるほど……本当にありがとうございます。
どういたしまして、Shohei
時間をくださってありがとうございます。
もちろん。うん、やっと実際に出来て本当にうれしいよ。
そうだね。追いかけまわしたもんね。
うん。
それに、知ってると思うけど、時々躊躇していたし。
もちろん。普通だよ。
本当に嬉しいです。
とてもよかったよ。
ありがとうございます。
どうも。
ありがとう。
うん。
*¹植林の仕事上、会社のなかで6人から12人ほどのグループに分かれて一緒に働くので、そのチームをCrew、チームの構成員をCrew Member、そのリーダーをCrew Bossと呼ぶ。
*²僕たちが植える木々の種類の一つ。しっかりしてて葉がつんつんしている水を好む種。植える木々の中で一番重たい。
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